読んだ
いつものhontoでセット割引25%だったから、つい衝動買い
【内容情報】(出版社より)
「へんな人と
暮らしはじめた。
お父さんとお母さんが
死んだので。」
35歳、少女小説家。(亡き母の姉)
15歳、女子中学生(姉の遺児)。
不器用女王と子犬のような姪が
おくる年の差同居譚。
手さぐり暮らしの第1巻!
少女小説家の高代槙生(35)は
姉夫婦の葬式で遺児の・朝(15)が
親戚間をたらい回しにされているのを
見過ごせず、勢いで引き取ることにした。
しかし姪を連れ帰ったものの、
翌日には我に返り、持ち前の人見知りが発動。
槙生は、誰かと暮らすのには不向きな
自分の性格を忘れていた……。
対する朝は、人見知りもなく
“大人らしくない大人”・槙生との暮らしを
物珍しくも素直に受け止めていく。
こんなあらすじで全然ピンと来なかったが、読み始めると独特の雰囲気にハマった。
完璧な人間はいない。てか、完璧な人間て何?と考える。
槙生はADHDとかの発達障害っぽいが、それさえも魅力的に見えるのは主人公補正か、考えをはっきり言っているからか。
身内に自閉症スペクトラムがいるから、発達障害系のキャラクターは注意深く観察してしまうのだけど、いわゆる発達障害と自閉症スペクトラムは別物って感じなのかな。まぁ、特に槙生が発達障害とか明言されてないけど。
朝は難しいキャラクターだと思う。両親を一度に亡くし、叔母に引き取られる。まだ15歳。子供っぽさもちゃんと残しつつ、読者を苛つかせない。お見事。
えみりは同性愛者なのかな。詰め込みすぎじゃね?今後、朝との友情がどうなっていくのか。
私自身が兄弟仲も良く、学校で浮くというような経験もしたことがないから、槙生のトラウマに現実味がわかない。「母親」からではなく「姉」からの言葉があんなにも根深く突き刺さるものなのか?姉であり、妹でもある立場からすると、実里のように妹にあれこれ執着して口を出すのも理解できない。兄弟のことがそんなに気になるか?それこそ人それぞれか。
個性、没個性、孤独、子育て、親、兄弟、友達、恋愛、全部絡めててすごい。
みんな違ってみんな良い、っていう漫画
次も買うと思う。
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