会計王20PROの「仕訳データ受入」で嵌ったので解決方法を記す

会計王

うちの職場は財務システムとして「会計王20PRO」を使ってる
フレキシブルにいろいろできるから結構気に入ってる
まず、マウス操作じゃなくてキーボード操作で全部できる!!これは他の会計システムと違ってとても使いやすい。まじで。過去にTKCのマウス操作にめっちゃイライラさせられたことを思うと、クラウドじゃないことなんて全然デメリットじゃない
でも!でもでも!説明不足が否めない。公式のマニュアルとかQ&Aだとなかなか目的のところに辿り着けないことが多い。
なので、私が一番嵌ったところを記録しておく。

本題の「仕訳データ受入」について
「ツール>仕訳データ受入」を使ったことある?これを使いこなすまでに半年かかりました!全然理解できなくて!

やり方を画像で解説。していますが、トライ・アンド・エラーをそのまま載せているので、要約すると、「csvデータで出力するが、編集後はExcelブック形式で保存する。データ形式は基本そのままでよいが、税率だけ『文字列』に直すこと。※書式設定からの文字列ではなく、Shift+7で文字列設定する」

全くチャレンジしたことない人は上から自分で失敗してみると、理屈っぽいことが理解できます。
気になる人は真似してみて!

まず、受入可能なデータ形式を確認します。
「帳簿>仕訳日記帳」を開きます。

全データを吐き出しても良いんですが、とりあえず、検索で一旦必要な仕訳を選びます
例えば、伝票日付で「2020/1/31〜2020/1/31」を指定すれば、月末入力の仕訳が抽出できます。
下の方の勘定科目を指定すれば、「売掛金」勘定のみ、や「買掛金」勘定のみでも出力できます。今回は日付の指定だけ。

これを、csvに出力します。
上の「Excel」ボタンを押すと、保存場所等を指定するウィンドウが出てきます。

まず、「項目」を選択します。
今回は、「受入項目のみ」をポチっと押します。

これでオッケー。出力場所は任意のフォルダーでオッケー。
ファイル名も任意ですが、拡張子は「csv」にします。
ここでExcelで出力することも可能ですが、データの量が多いと、出力で固まってなにもできなくなります。大きいデータが必要な場合ほど、「csv」で保存しましょう。
※「ツール>仕訳データ出力」でも出力できますが、この出力は全データが出力されます。特定の勘定科目を出力する場合は、仕訳日記帳から出力するのがオススメ

では、実行ボタンを押します。

はい、出力されました。

出力されたファイルを編集してみます。
今回は、ただただ日付を変更するだけにします。

そのまま保存して、早速受入してみます。
今回はわかりやすくするために、付箋を付けて取り込みます。csvファイル内の右側に付箋を指定する列がありますが、そこを弄らなくても、受入画面で指定することができます。



なんと、受入してくれませんでした!
なぜ!?どうして!?と初めてこの処理をしたときめっちゃ戸惑った。

ですが、冷静に先程編集したcsvファイルに戻ります。


この状態で「F12キー」をして「名前を付けて保存」します。
名前は変更する必要はありませんが、今回は「Excelファイルで保存」します



では、このファイルを再度受入処理してみましょう。
「データ上は付箋の指定がないのに、受入画面で付箋つけろって指定されてるから、付箋つけるね」というメッセージがでます。何も考えずに「はい」を押す

はい、またエラー!!残念ですね!!こういうとき本当にパソコンに正拳突きしそうになるよね!!
今回は、「税率がおかしい」と文句を言われました。何も変更させてないのに、おかしいとはどういうことだ!!
ここはぐっとこらえて、また、先程作ったExcelファイルに戻ります。

税率は「借方税率」と「貸方税率」の二列ありますね。
この税率にちょっと手を加えます。
セルを編集の状態にして先頭に「’」(Shift+7)を付け加えてExcelさんから「文字列」扱いしてもらいます。


残りの税率のセルも同様に文字列へ変えていきます。

※セルの書式設定から文字列に変換するとダメです。下画像みたいに、10%が0.1になるとまた失敗します。

それでは受入処理します。
先程編集したExcelファイルを指定して受入開始

また「データ上は付箋の指定がないのに、受入画面で付箋つけろって指定されてるから、付箋つけるね」というメッセージがでます。
オッケーを押して進みます。

今回はちゃんと受け入れてくれました!!やっとのことで!!

では、受け入れた仕訳を帳簿で確認してみましょう
「簡易振替伝票入力」でも「元帳」でも「仕訳日記帳」でもなんでも良いです。
今回はテストデータで数仕訳しか入力していないので、「簡易振替伝票」で確認してみます。

ちゃんと付箋がついたデータが追加されていますね
ちなみに仕訳受入で入力されました、っていう伝票日付の下の欄にマークも自動でついています。

日付しか変更しませんでしたが、伝票番号や金額を変更した場合でも同様に取り込めます。
金額を変更した場合は、消費税を計算させる必要があるのでちょっと手間かもしれない。
けど、Excel管理しているものを手打ちで転記してる状態だったら、一回計算式を入れたデータを作っちゃえば、絶対に楽になると思う!!


なんか ググっても会計王のことって全然わからないんだよね。探し方が悪いだけかもしれんけど。

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