献血行ってゲロはいた話

雑記

今日午前中に時間があったから久しぶりに献血に行った。
もともと行けそうだから、初めて予約までして。
成分献血って血漿と血小板があるけど、どっちが役に立つんだっけ?って考えて血漿にしたけど、間違えたわ
次回は血小板にしよ

なんて、思いながら受付したけど、

「睡眠時間は何時間ですか?」って問診されたときに、「6時間です」ってはっきり答えながらも、

『正直睡眠不足感満載なんだよな。起きた瞬間に、あ、献血って睡眠不足ダメなんだっけ?大丈夫か?って思うレベルに。でも2時半から8時半まででちょうど6時間だし、嘘ついてないから良いか!笑』って。今までも睡眠不足で献血して全然平気だったし、大丈夫かなって。

ちなみに、睡眠不足の自覚があったからこそ、ちゃんとパン食べてから行った。
普段は朝食べないんだけど、10時半の予約で10時に菓子パン(アップルパイ)食べた。
今まで、全く食事せず、飲み物だけで過ごしたあとに献血しても大丈夫だったから、今日もそのつもりだったけど、やっぱちょっとビビってパン食べた。
家を出るまでに飲んだ水分は、お茶一杯、コーヒー一杯半の計350mlくらい。

受付して、問診して検査用の採血したあとに、更にアクエリアス一杯

これで、食事パン一個、水分計530ml

採血のときにも朝ごはん何時に食べたか聞かれ、「それならパン食べる?」って言われたから、素直に貰って、待ち時間にチョコパンを食べた。そして、そのときにコーヒー一杯

これで、食事パン二個、水分計710ml

献血室に呼ばれたのが10時50分くらい。
途中までしか読んでなかった漫画『宝石の国』の1・2巻を持って、コーヒーと一緒に献血室へ。

いつも通りに消毒されて、消毒が乾く間に色々してるのを観察してると、「仕事は看護師さん?」って看護師さんに聞かれて、『え!?看護師に見えます!?ちょっと嬉しい笑』とか気分よくして、献血の太い血管刺されて、『献血の針って太いんですね~』とか雑談しながら、1回目の採血に入ったのが11時10分くらい

「だいたい12時前くらいに終わりますね~」
『はーい、ありがとうございますー』

って、会話してから、コーヒー飲みながら漫画読んで

いろんな看護師さんが随時、「痛いとか気分悪くなったりとかないですか~?」って聞いてくれて。

その都度『大丈夫です!』って元気に答えてたんだけど、内心、『なんか、貧血になる予兆するわ…。終わったらソッコーで帰ろ。無理そうなら車で寝てから帰ろ』とか、ちょっと焦ってた。

ちなみに、私が貧血になるときって、めちゃくちゃお腹が痛くなったとき。
お腹がグルグルしてると、そこに血液が集まってるのがわかって、頭から血が引いていくのを感じる。
お腹痛いのがギューって来て、トイレで便座に座りながら失神したこともある
一旦横にならないと、マジで失神までする。足おろして座って、そのまま膝を抱えるように体制を下にして回復させようとするけど、全然回復しない。でも、吐き気もたまにあるけど、実際に吐くまではしたことはない。

今日は『平気なんだけど、なんか頭に血が少ない気がするな…』って思ってた。

まぁそんな予感はありながら、漫画読みつつコーヒー完飲
これで、食事パン二個、水分計890ml

さらに、献血準備してくれた看護師さんに「なんか追加で飲み物いります?」って言われて、レモネードのHotを頼む。ちなみに、今まで飲んでるコーヒーも全部ホット。

これで、食事パン二個、水分計1070ml

2巻の三分の一くらいまで読んだところで、11時55分
そこで献血終了
献血終了時の血圧も上110、下80くらいだったはず。ちなみにいつもこのくらいで、受付時に計ったときに上が125あって、今日血圧高いやん、って思ったけど正常値になってたから、『考えすぎで平気かな?』って安心して、私の献血は終わった。

はずだった。

12時に待合に戻って休憩に入った。
丁度いいし、5巻くらいまでは読もう。もともと読んだことあった部分までも読めてないし、先が気になる。と、アクエリアスを持って読書開始。

これで、食事パン二個、水分計1250ml

そして12時10分くらいに異変が。

もともと頭に血が少ない感じがしてたのが、全然治らないし、なんか、胃腸の動きにも異変を感じ始めた。
『あー、腸よ動かんといて。お前が動くと血が足りなくなんねん。あー、やばくなってる気がする!』
『あ、吐き気きた。これ絶対貧血やー』
軽くえずく。でも、貧血のときってえずくだけで、実際に吐くことはないから咳でごまかす。
マスクもあるし、不自然じゃないはず。

そして、ちょっと俯いて目を閉じる。
しばらくして、受付さんに「大丈夫ですか?」って声掛けられた。
反射的に、『はい!大丈夫です!』って答えると、受付さん引き下がった。

考える。
『今、トイレ行くか?大きい方無理やり出したら治るか?でも、今日朝出してるから、出るヤツじゃないんよな。』
『今、ベッドがあれば…!横になれば治るのに…!』
って思ってたら、「大丈夫?気分悪い?」ってまた声かけられた。

顔を上げて、確認すると、水筒とちょっとした鞄持ってる、問診してくれた女医さんの姿が。

これ、休憩行くやつやん。めっちゃ申し訳ないわ…って思いながら、『うーん少し?』って答えた瞬間に、2~3人看護師さんが飛んできた。

多分顔色が悪かったんだと思う。

椅子に座ったまま回復姿勢取るように促されながら、『この体勢になっても意味ないのよね。寝なきゃ』とか失礼なこと考える。

すぐさま血圧計られて、「上85、下40」くらいだったかな
今まで貧血起きるときって自宅のトイレしかないから、血圧計ったことなかったけど、こんなに低くなるもんなんだね!びっくり!

「ちょっと向こうで休もうね。動ける?車椅子乗るよ」って車椅子に座らされる。

ここで思い出す。
大学生くらいのときに献血したとき。
土建屋っぽい雰囲気のガタイの良いおじさんが気分悪くなったのか、すぐさま献血終わらせてベッドを完全に倒されて安静にさせられてる姿を。
その時は『あー、やっぱり男の人のほうが献血苦手なんか。あんなおじさんでも倒れるんだな』って他人事に考えてた。ていうか、ちょっと馬鹿にしてた。

ごめんね、あのときのおじさん

今、まさに自分も車椅子で運ばれてるわ。

そして起こる悲劇

「献血中は大丈夫だったよね?急に来た?」
『はい、別に大丈夫でした』(嘘、自覚あり)

って、会話してたら、ノータイムで嘔吐した。

そのまま止まらずマーライオン!
マスクしてたけど、そんなもので受け止められるはずもなく、ズボンが犠牲に。
左手にスマホ持ってて、そいつも一部犠牲に。

秒で看護師さんが袋持ってきてくれた。
その中にもゲロゲロゲロゲロ。5,6回。
内容物はここで貰った菓子パンと、アクエリアス他。

看護師さんが行き来しやすくて、献血ドナーたちは入ってこない、廊下の奥にパーテーションに仕切られたベッドが置いてあり、そこに寝かされる。

冷や汗止まらん。
「吐いたら楽になったでしょ?顔色も良くなってるし、冷や汗出てきたら良くなってる証拠」と看護師さん。
今までの経験だと、激腹痛からの冷や汗って貧血くる合図だったんだけど、冷や汗出た方が良いんだね。でも確かに頭に血が戻ってきたのを実感する。

ベッドに寝るまでは、ゲロの処理もあって看護師さん3人が色々してくれたけど、その後は、献血してくれた看護師さん(同い年くらいの気さくな人)とちょい年配の肝っ玉母ちゃんタイプの看護師さんが、主で面倒見てくれた。OS-1初めて飲んだ。

看護師さんのホスピタリティにマジ感謝。
献血くると毎回思うけど、本当にいたれりつくせりで、みなさんめちゃくちゃ優しくて、こんな迷惑かけてめっちゃ申し訳なかった。

こういうときの対応は、献血準備してくれた看護師さんがやるものなのか、気さくな方の看護師さんが聞き取りしてくれた。詳しくツッコミ入れなかったけど、事故報告書的なやつを詳細に記入してた。

「体調も良かったですもんね?」
『はい』(やや嘘)
「献血中は平気だったし。足の運動もしてくれてましたしね」
『そうですね。献血直後の血圧測定も普通だったし。(この測定は別の看護師さん)』(本当)

「今まで、気が遠くなったりしたことありますか?」
『献血では初めてですね。本当にびっくり。ただ、お腹がめちゃくちゃ痛くなって貧血になるっていうのは年1から二年に1回くらいはあります』(本当)
「あ~あるのか~」

献血以外の貧血も、なりやすさに関係あるのかもしれない、って思った。貧血なるタイプだと自覚した。

そして、血圧はかってみると上107、下67くらい。

「うん、うん、大丈夫だね」って二人の看護師さん。

「じゃあ、13時までここで寝ててくださいね。またちょこちょこ見に来ますから」
と言われたのが、12時45分
もうこんな時間経ってたか。今日、14時から仕事の予定があるんだよな。でも、まぁ間に合うか。

ちょこちょこ覗いてくれる肝っ玉看護師さんに何回も大丈夫か?って確認されたけど、少しでもなんか言うと帰るの遅くなりそうだから、全部大丈夫だと答えた。

寝ながら考えたけど、今回血漿にしててよかった。血小板だったら献血中に気分悪くなってたかもしれない。あと、パンがダメだった気がする。パンのせいで胃腸に血を取られた感じじゃないか。
看護師さんの聞き取りで、「いつもと違うことはなかった?」「食事もしてるし、水分もちゃんととってるよね」って言われたけど、『パン食べることがいつもと違うことだった』とは言えなかった。

13時5分くらいに看護師さん来てくれて、「起き上がって今度は座ったままで少し様子見ましょう」と言われ、結局13時15分くらいに、女医さんの問診受けた。

14時間に合わないかも、って思いながらも、看護師さんも女医さんも「もうずっとここで寝てても良いからね?本当に。マジで。ゆっくり回復させてね」って念押しされ『もう本当に大丈夫です!』って力強く答えたけど、「じゃあまぁ13時35分までベッドでゆっくりしてて」と。

めっちゃ心配するやん。こんなに異常なことなのか。もう14時無理だ。メールしとこ。

「家に着いたら絶対に連絡してくださいね」と連絡先カードを渡されて、アクエリアス500ml1本と汚れたズボンを持たされて帰路につく。
家近いから、13時55分くらいに家から電話して「元気そうな声聞けてよかったです~」と言われ、謝罪の言葉を述べて、私の献血は終わった。

ちなみに、よく考えると車壊れてて、今乗ってるの代車だから、無理して車で吐くような状況にならなくて良かった。車椅子は汚してしまったが。

今考えると、予約してなかったらちゃんと自己判断して、無理そうだなって献血行ってなかったと思う。一回こんなことなっちゃったので、自分の体調ちゃんと確認して以前のようにちゃんと大丈夫だと確信ある日に行く当日飛び込みスタイルが一番良いわ。

看護師の皆さん・女医さん「迷惑とかじゃ全然ないのよ。」って言って下すったわけですが、やっぱり迷惑掛けたわ。ごめんなさい。ありがとうございました。

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